2016/09/21に配布したレジュメ中のリストに加筆
・三田用水の分水とその変化・消滅〔主に渋谷区〕
田原研究(白根記念渋谷区郷土博物館学芸員)
田原光泰「春の小川はなぜ消えたか」之潮/H23
〔特別展図録〕「『春の小川』の流れた街・渋谷」白根記念渋谷区郷土博物館・文学館/H20
「唱歌“春の小川”生誕100周年記念特別対談『田原光泰×加瀬竜哉』」
<http://www.kasetatsuya.com/norivernolife/noriver_nolife_taidan.html>(故・加瀬竜哉氏WEB)
・三田用水(と千川上水)の日本の近代化への貢献
小坂研究(小学校教諭・産業考古学会理事)
小坂克信「武蔵野台地南部の水利用・水配分に関する教材化のための基礎研究」/H18
同 「日本の近代化を支えた多摩川の水」/H22
【参考】「みたか水車博物館 働く水車が伝える水のポテンシャル
・三田用水の文化的景観の変遷と再生
牧 研究(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了・横浜市職員)
牧 寛 「旧三田用水が形成した文化的景観の歴史的変遷と再生に関する研究」
NPO代官山ステキ綜合研究所 第6回フォーラム代官山 資料/H22
「東商・代官山スタイル研究会の報告と旧三田用水に関する研究論文の発表」pp.10-16(牧寛氏発表)
同上
『旧三田用水』に関する研究発表・提案・座談会(第6回フォーラム代官山 議事録)
旧三田用水が形成した文化的景観の歴史的変遷と再生に関する研究
(第6回フォーラム代官山 配布資料)
牧 寛ほか「旧三田用水が形成した文化的景観の歴史的変遷に関する研究」
都市計画〔別冊〕, 都市計画論文集45(3), pp.397-402,日本都市計画学会 /2010-10-25
・玉川上水とその分水中15分水路の1980年当時の状況
渡部研究(多摩美術大学建築科専任講師)
渡部一二「玉川上水系に関わる用水路網の環境調査」 とくに「三田分水」pp.351-359
同「図解・武蔵野の水路」東海大学出版会/2004
上記研究成果を再編集したもの(出版時 多摩美術大学教授・農学博士)
*肩書は、いずれも発表/公表時
【追記】公表時点を基準にすると「先行研究」ではないのですが…
以下のページも大変有用です
渡部研究(続)
玉川上水・本水路護岸に作られた「分水口空間」の環境調査――江戸時代に作られた「分水口空間」の知恵をさぐる――
三田用水については、分水口に限られるがpp.92-95(pdfのpp.93-96)に記述があり、前記の渡部一二「玉川上水系に関わる用水路網の環境調査」では多かった「残念な画像」について、鮮明なカラー画像を見ることができます。
梶山研究
あるく渋谷川入門―姿を隠した都会の川を探す 2010・刊
三田用水の分水については、pp.99-132、pp.153-165に記述がある。
の著者の梶山氏は、当方がご案内した、北沢川文化遺産保存の会の三田用水ツアーにもご参加いただき、従前以上に、三田用水にご興味を持っていただいたようです。
三田用水の右(西/南)岸の分水は目黒川に落ちていた一方、左(東/北)岸の分水は渋谷川落ちていて、これらの分水は、あらかた、三田用水から「ほとんど渓流」といってもよいような、自然河川の源流部に接続されていたので、三田用水の分水をチェックすることは、目黒川や渋谷川の支流をチェックするともいえます。
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